「後天性血友病の臨床検査は?」|臨床検査専門医がコッソリ教える… 検査のTips!

後天性血友病の臨床検査は?

後藤和人

研修医 臨くん

55歳の男性が広範な皮下・筋肉内出血を主訴に来院しました.これまでに出血傾向の既往歴や家族歴はないそうです.抗凝固薬の使用もありません.外来で行った検査結果は表1の通りです.どのような疾患を考えて,臨床検査を組み立てたらよいでしょうか?
本症例は,出血症状があるみたいだね.血小板数・PT正常,APTT延長の鑑別疾患を考えつつ,臨床検査を組み立てよう! 併せて,「検査のTips!」の「PT正常APTT延長(前編)何を確認,検査したらいいの?」1)「PT正常APTT延長(後編)どう解釈するの?」2)のおさらいもしつつ,考えていきましょう!

けんさん先生

解 説

血小板数・PT正常でAPTT延長の鑑別疾患

一般的に,出血傾向の患者のスクリーニング検査として,血小板系検査では血小板数が,凝固系検査ではPT(プロトロンビン時間)とAPTT(活性化部分トロンボプラスチン)が行われるよ.本症例では,血小板数・PTは正常で,APTT 延長のみが認められるよ.

続きを読むには