スマホで読める実験医学
550円

アストロサイトの多様性および形態に関する分子的基盤の解明

Molecular basis of astrocyte diversity and morphology across the CNS in health and disease
Endo F, et al:Science, 378:eadc9020, 2022
遠藤史人
Fumito Endo:Department of Physiology, David Geffen School of Medicine, University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学分野)
10.18958/7281-00003-0000491-00

今回,われわれはマウス脳脊髄の13領域のアストロサイトの遺伝子プロファイルと形態解析などからアストロサイトの多様性や形態形成の分子基盤を明らかにした.興味深いことに,形態の複雑性に関連する遺伝子群にアルツハイマー病リスク遺伝子のFermt2などを発見し,マウス海馬でノックダウンするとアストロサイトの形態の複雑性が低下し,神経回路に異常をきたすことが示された.

この記事は有料記事です

(残り約4,700文字)

  • 【スマホで読める実験医学】アストロサイトの多様性および形態に関する分子的基盤の解明
    550円

関連書籍

実験医学2023年6月号 Vol.41 No.9

全身をつなぐ粘膜免疫のエコシステム

微生物の「共生」と「排除」を両立するしくみを解明し、疾患制御に挑む

  • 鎌田信彦/企画
  • 定価:2,530円(本体2,300円+税)