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PPRタンパク質による筋強直性ジストロフィーのRNA標的治療

Pentatricopeptide repeat protein targeting CUG repeat RNA ameliorates RNA toxicity in a myotonic dystrophy type 1 mouse model
Imai T, et al:Sci Transl Med, 17:eadq2005, 2025
中森雅之
Masayuki Nakamori:Department of Neurology, Yamaguchi University Graduate School of Medicine(山口大学大学院医学系研究科臨床神経学)
10.18958/7801-00003-0006150-00

植物がもつRNA結合タンパク質PPRを元に,神経筋難病である筋強直性ジストロフィーの原因となる異常mRNAに高精度で結合する人工タンパク質を設計した.疾患モデルマウスへの一回の全身投与で,長期間にわたり筋症状が顕著に改善した.PPRは任意のRNA配列を標的にデザインすることが可能で,新たな創薬プラットフォーム技術として幅広い疾患への応用も期待できる.

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