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免疫系と循環系による神経回路の発達と修復

Development and repair of neural circuits by immune and circulatory system
田辺章悟,村松里衣子
Shogo Tanabe/Rieko Muramatsu:国立精神・神経医療研究センター神経研究所神経薬理研究部
10.18958/7805-00001-0006167-00

中枢神経系の障害された神経回路を完全に回復させることは困難だが,近年の研究で機能的には十分ではないものの一部が自発的に修復されることが明らかになってきた.その背景には,神経細胞やグリア細胞自体の性質のみならず中枢神経系を取り巻く免疫系細胞や循環系に由来する血中因子が大きく寄与している.本稿では,われわれがこれまで注目してきた免疫系と循環系に焦点を当て,障害された神経回路の修復につながる発達のメカニズムと老化による神経回路修復能の衰退メカニズムの最新知見を概説する.

神経回路,ミエリン,免疫系細胞,血中因子

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