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2種類のラボ独立と出会い:臨床医からPIへ,研究人生を切り拓いた言葉

Division of Pulmonary Critical Care Medicine, Department of Medicine, Mayo Clinic
森 宗昌(Munemasa Mori)
10.18958/7947-00006-0006371-00

はじめに

「本当に自分がやりたい研究は,独立ラボをもつことでしかできない」

これは世界中のアカデミア研究者が独立ラボをめざす,本質,そして夢の1つであろう.しかし,ラボ独立とは何を意味するのか.質の高い論文を発表し,競争的研究費を獲得すれば,それだけで十分なのだろうか.

現在,私はMayo ClinicでPIとして肺の臓器創生研究を行っている.ここに至るまでを振り返ると,独立ラボに至る道筋には大きく2つのパターンがあることに気づく.私はその両方を経験した.本稿では,その過程を1つの回顧として記し,若手研究者が自身の進路を考える際の材料を提示したい.

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