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がん悪液質の進展を駆動する腫瘍−神経相互作用

Tumor–neural interactions driving the progression of cancer cachexia
10.18958/7991-00001-0006583-00
須田雪明,光永修一,成田 年
Yukari Suda1)2)/Shuichi Mitsunaga3)4)/Minoru Narita1)2):星薬科大学薬理学研究室1)/国立がん研究センター研究所がん患者病態生理研究ユニット2)/国立がん研究センター東病院肝胆膵内科3)/国立がん研究センターバイオマーカー探索TR分野4)

がん悪液質は,全身性炎症,免疫恒常性の破綻,代謝再編成を伴う複雑な全身性病態であり,がん患者の生命予後と生活の質を著しく規定する.近年,「Cancer Neuroscience」の進展により,腫瘍と中枢神経系が双方向性に連関し,摂食,代謝,免疫応答,さらには全身恒常性を統合的に制御することが明らかとなりつつある.本稿では,がん悪液質における中枢神経機構に関する国内外の研究動向を概説するとともに,腸−脳−免疫連関の視点から,視床下部ミクログリアおよび神経内分泌系を介した全身制御ネットワークについて,われわれの知見を交えて論じる.

がん悪液質,神経免疫連関,視床下部,ミクログリア,HPA軸

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