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交感神経様シグナルと腫瘍悪性化

Sympathetic-like signaling in tumor progression
10.18958/7991-00001-0006581-00
高橋秀聡
Hideaki Takahashi:国立がん研究センター中央病院頭頸部・食道内科

交感神経は,ストレス応答や臓器機能の調節を担う自律神経系であるが,腫瘍微小環境においてがんの進展に深く関与することがわかってきた.交感神経由来のノルアドレナリンは,がん細胞,血管内皮細胞,免疫細胞,がん関連線維芽細胞などに作用し,腫瘍の増殖,浸潤,血管新生,免疫逃避を促進する.一方,腫瘍細胞も神経侵入,軸索伸長,神経リプログラミングを誘導し,交感神経様シグナルを増強する微小環境を形成する.本稿では,交感神経様シグナルと腫瘍悪性化の関係を概説する.

交感神経,カテコールアミン,神経リプログラミング,β遮断薬

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