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知覚神経活動が腫瘍微小環境に与える影響

Effects of sensory neuron activity on the tumor microenvironment
10.18958/7991-00001-0006579-00
眞壁一志,成田 年
Hitoshi Makabe1)2)3)/Minoru Narita2)3):公益財団法人がん研究会有明病院薬剤部1)/星薬科大学薬理学研究室2)/国立がん研究センター研究所がん患者病態生理研究ユニット3)

近年,Cancer Neuroscienceは,神経系を腫瘍微小環境の形成と恒常性維持を統御する制御主体として捉える研究領域へと発展している.特に,知覚神経は,侵害情報の中枢伝達にとどまらず,軸索反射を介した神経ペプチド放出により,血管,免疫,間質,ならびにがん細胞の機能応答を多層的に修飾する.本稿では,腫瘍微小環境における知覚神経シグナルの役割を体系的に整理するとともに,乳がんにおけるCGRP,サブスタンスP,およびダイノルフィン–KOR系を介した腫瘍進展と治療抵抗性の分子基盤を中心に論じ,知覚神経標的治療の新たな可能性を提示する.

知覚神経,Cancer Neuroscience,腫瘍微小環境,神経ペプチド,κオピオイド受容体

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