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末梢神経を起点とする痛みの性差

Peripheral origins of sex differences in pain
10.18958/7997-00001-0006606-00
鈴木堅太郎,望月春希,木口倫一
Kentaro Suzuki1)/Haruki Mochizuki1)/Norikazu Kiguchi2):山梨大学生命環境学部1)/和歌山県立医科大学薬学部2)

痛みは生体防御に必須の感覚である一方,その感受性や慢性疼痛の発症には明確な性差が存在する.従来,この差は中枢神経系を中心に理解されてきたが,近年,末梢神経系において形成されている可能性が明らかになってきた.本稿では,痛みの性差研究の進展を概説するとともに,後根神経節(DRG)ニューロンにおけるアンドロゲン受容体(AR)シグナルに着目し,末梢神経の段階で痛みの感受性が規定される新たなモデルを提唱する.さらに,末梢神経を起点として,慢性疼痛の性差へとつながる可能性について論じる.

アンドロゲン,後根神経節(DRG),性差,慢性疼痛

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