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薬物応答の性差を形成する分子機構

Molecular mechanisms underlying sex differences in pharmacological responses
10.18958/7997-00001-0006611-00
児玉昌美,清水聡史,黒川洵子
Masami Kodama/Satoshi Shimizu/Junko Kurokawa:静岡県立大学薬学部生体情報薬理学分野

薬物応答の性差は,薬物動態(PK)と薬力学(PD)の双方に存在し,薬効や副作用の個人差を生み出す重要な要因である.その分子基盤として,従来注目されてきた性ホルモンの作用に加え,性染色体そのものによる制御機構の理解が進みつつある.本稿では,薬物代謝酵素や心筋イオンチャネルを例にPK・PDの性差を形成する分子機構を概説し,さらに薬物応答の差が性染色体に起因する可能性について紹介する.性差の理解は,個別化医療の実現に向けた重要な基盤となる.

薬物動態,薬物応答,性染色体,性ホルモン

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