科学を愛するあなたのための研究費があります

大型研究に出口志向……昨今の日本の研究費を考えるうえで外せないキーワードです.「基礎研究ってそういうものじゃないのになぁ」とお思いの方も多いのではないでしょうか.一方で少し視野を広げると,基礎研究の魅力や意義を独自に追求した研究費もみられます.その一例として,今回はHFSP(Human Frontier Science Program)という国際グラントに注目し,その審査員を務める金城先生と,その応募に興味をもつ三輪先生のお二人に,広く話題を提供いただきます.(編集部)

本コンテンツは,実験医学同名コーナーからの転載となります(2015年2月号,3月号,7月号,2016年10月号).

目次

第1回 グラント申請編[前編]2015年2月号掲載]

著/金城政孝,三輪佳宏

去る9月,HFSP(Human Frontier Science Program)機構のグラント担当部長のGeoffrey Richards(親しみを込めてGeoffと呼ばれる)氏が来日されて,生物物理学会年会,筑波大学の主催するTsukuba Global Science Weekの他,いくつかの大学や産総研でもHFSPについて講演されました. 続きを見る

第2回 グラント申請編[後編]2015年3月号掲載]

著/金城政孝,三輪佳宏

さて,前編ではHFSPのポリシーから始まり,審査の裏側に話が進んできました.特に,審査員があっさり公開されているところには衝撃を受けましたね. 続きを見る

第3回 フェローシップ申請編2015年7月号掲載]

著/原田慶恵

今回,HFSPのもう1つの魅力<フェローシップ>について,その審査委員を務められた原田先生に,とある学生さんの質問にお答えいただきながら話題を提供してもらいます.留学助成は数あれど,HFSPは “受領” ではなく “受賞” だとのこと.ぜひ本記事が皆様のチャレンジのきっかけになれば幸いです. (編集部) 続きを見る

第4回 グラント獲得編2016年10月号掲載]

著/宮崎 亮,三輪佳宏

HFSPには大きく分けて,①海外留学するポスドクを支援する「フェローシップ」1),②その後のラボ立ち上げを支援する「キャリア・デベロップメント・アウォード(CDA)」2),そして③国際的な共同研究のスタートアップを支援する「グラント(若手研究者グラント or プログラムグラント)」3)の3つがある.今回の受賞は,なかでも本丸と言える若手研究者グラントで,3年で100万ドルを超える研究費が授与される. 続きを見る

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