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性染色体進化の謎を解く救世主となるか?ー1分子シークエンシング,オプティカルマッピング,Hi-C法の併用による超高精度Y染色体塩基配列の決定

首都大学東京理学研究科生命科学専攻 野澤昌文

染色体はご存知のとおりさまざまな生物に存在する代表的な性決定機構のひとつである.性染色体による性決定は外部環境によらず一定の性比を保てるという利点がある.しかし一方で,多くの場合,性染色体(X-YやZ- W)間の組換えが生じなくなり,Y(またはW)染色体上の多くの遺伝子が失われるという潜在的不利も存在する.にもかかわらず,性染色体は多くの分類群で独立に何度も誕生し,多様化してきた.これは,「性染色体進化のパラドクス」ともよべる進化生物学における古くからの疑問のひとつであるが,いまだに明確な解は得られていない.

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2019年3月号掲載掲載

本記事の掲載号

実験医学 2019年3月号 Vol.37 No.4
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