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新型コロナウイルス感染には細胞表面のACE2とヘパラン硫酸が必要だった―治療薬への応用の可能性

埼玉医科大学医学部ゲノム基礎医学 黒川理樹

鎖研究のエキスパートEscoらは,先行研究からヘパラン硫酸(HS)と新型コロナウイルス(以下,SARS-CoV-2)感染に注目した(Clausen TM, et al:Cell, 183:1043-1057, 2020).このHSはヘパリンに類似しているが,抗血液凝固(以下,抗凝固)作用はない.SARS-CoV-2のスパイクタンパク質〔Sタンパク質:細胞外ドメインと受容体結合ドメイン(RBD)からなる〕は三量体を形成し,RBDを介して細胞表面のアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)に結合する

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2021年3月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2021年3月号 Vol.39 No.4
免疫系の暴走 サイトカインストーム
多様な疾患で生じる全身性の炎症反応 その共通機構から病態を理解する

村上正晃/企画
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