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HP1が初期発生時のクロマチン高次構造を形成する

北海道大学 大学院薬学研究院 栗原美寿々

テロクロマチン形成に必須のタンパク質として知られるヘテロクロマチンタンパク質1(HP1)は,相分離によりドロプレット(液滴)を形成する活性があり,この活性によってヘテロクロマチンが占める微小空間が構築されている可能性が示唆されている.ショウジョウバエは,5種類のHP1をもち,なかでもHP1a(以降HP1と表記)は初期胚発生に必須のタンパク質であることが明らかとなっていた.しかし,HP1が受精卵において分化全能性を獲得する際引き起こされる,ダイナミックなクロマチン構造の再構築に直接作用するかどうかは明らかになっていなかった.

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2021年8月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2021年8月号 Vol.39 No.13
どうして自分だけ狙われる?選択的オートファジー
既成概念を覆す分子機構と生理作用

小松雅明/企画
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