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グライコRNAワールドへの扉?

愛媛大学大学院医学系研究科 医化学・細胞生物学講座 金川 基

鎖はタンパク質や脂質に付加される翻訳後修飾体で,核酸・タンパク質に次ぐ第三の生命鎖ともよばれている.タンパク質の糖鎖修飾は,フォールディング,局在・活性制御などさまざまな役割を担っており,生理的には細胞接着,宿主病原体相互作用,シグナル伝達など,細胞表面でのイベントに関与することが多い.RNAは言うまでもなく遺伝子発現やタンパク質合成にかかわるリボヌクレオチドが連なった核酸(生命鎖)である.RNAにさまざまな修飾が生じることは知られているが,タンパク質のように糖鎖修飾を受けると言われても,にわかには信じがたいかもしれない.Flynnらは,スモールノンコーディングRNAにシアル酸含有糖鎖が修飾されており,細胞表面に存在していると報告した(Flynn RA, et al:Cell, 184:3109-3124.e22, 2021)

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2021年9月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2021年9月号 Vol.39 No.14
空間トランスクリプトーム
細胞内局在から組織構成まで、遺伝子発現の位置情報がわかる!

沖 真弥,大川恭行/企画
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