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ガリバー旅行記の真実 ―種のボディサイズに関わるアレル

東京農工大学大学院 工学府生命工学専攻 養王田正文

「ガリバー旅行記」でガリバーが最初に訪れたリリパット国は身長が約15 cmの小人の国であり,第2編ブロブディンナグ国渡航記では,身長約18 mの農夫がガリバーを捕まえている.もちろん人間社会ではフィクションであるが,犬の社会では現実に近い話である.チワワは体高12〜20 cm,体重1.5 〜3.0 kgであるのに対し,アイリッシュウルフハウンドの体高は81〜86 cm,セントバーナードの体重は50〜91 kgである.チワワから見れば,大型犬は正にガリバーである.さらに,シュナウザーやプードルなどの一部の犬種では,姿形はほとんど同じなのに,サイズが大きく違うものが存在する.数千年前からさまざまな形態の犬が存在したが,多くの種は19世紀半ばに定められた標準に基づいて純潔種として育成されている.

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DOI:10.18958/6987-00004-0000102-00

2022年4月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2022年4月号 Vol.40 No.6
スパコン・クラウドを生命科学に使う
ペタバイト時代を生き抜くためのシステム整備とデータ活用事例

小笠原 理/企画
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