HIV感染症の治療に用いられる核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)のlamivudineがダウン症患者の認知機能改善に有効な可能性がマウスモデルで示された.この研究は,HIVならびに関連疾患の研究に従事する国際的な非営利研究機関であるIrsiCaixa AIDS Research Instituteとバルセロナ科学技術大学の研究者らにより実施され,Journal of Cellular and Molecular Medicine誌に2022年6月28日付で掲載された.IrsiCaixa AIDS Research Instituteは,スペインのカタルーニャ州政府保健局と同国の非営利財団であるla Caixaにより共同創設された.
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DOI:10.18958/7133-00004-0000244-00