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UJAだより

研究留学のすゝめ2023 ―海外で論文を執筆するということ

UJA 時實恭平(ワシントン大学医学部),松山聡子(シンシナティ小児病院医療センター),河野龍義(インディアナ大学医学部)

IT技術革新に伴いグローバル化が進むなか,若手研究者が海外で論文を執筆することにどのような魅力,意義があるだろう.アメリカの科学研究費(アカデミアのみ)は2019年度で7.9兆円,日本は2.0兆円とその差は約4倍程度(OECD:Main Science and Technology Indicators, doi:10.1787/a4cf3cb8-en, 2022)であり「科学研究費が日本よりも潤沢でよい研究ができる」と結論を出すのは簡単だが,単純に研究費だけの問題でないことは実際に海外に出ることで痛感する人も多いだろう.

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DOI:10.18958/7309-00004-0000552-00

2023年8月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2023年8月号 Vol.41 No.13
がん治療標的の新星 スプライシング異常
non-coding領域、スプライシング因子の変異から挑むがんの病態解明と創薬

吉見昭秀/企画
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