めざせ実験の達人-トラブル回避のコツと最新キットで極める!
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めざせウエスタンブロッティングの達人
Question

Q17. さまざまな検出手法の特徴や使い分けがわかりません…

Answer
A.感度を優先する場合は化学発光法,定量性を優先する場合や多重検出を行う場合は蛍光法,特別な検出装置がなくて手軽に検出したい場合は発色法を用いよう
もっとも感度が高い方法は,HRPの反応による化学発光法であるが,検出にはCCDイメージャーやX線フィルムが必要となる.なお,化学発光法にも通常感度のものと高感度のものがあるので,用途に合わせて使い分ける.高感度のものはやや条件の至適化が難しいので,通常の実験には通常感度のものが使いやすい.なお化学発光法は定量にはあまり向かない.
定量には蛍光法,特に直接蛍光法が適している.直接蛍光法が定量に適すのは,二次抗体に蛍光物質が直接標識されているためである.また蛍光法では,異なる標識抗体を使うことにより多重検出が可能である.ただし,感度は化学発光法よりは少し劣る.また検出には通常、蛍光スキャナが必要である. 発色法はメンブレン上で発色させる方法で,肉眼で確認できるため特別な検出装置は不要である.ただし感度や定量性はあまり良くない.

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プロフィール

森山先生
森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
<著作>
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