経験が診療に活き,診療が人生に活きる

2023年7月号掲載

杉本裕子(Yuko Sugimoto)
愛知医科大学病院 精神科

学生時代

バイトを掛けもちしながらも,さまざまな活動に参加しました.海外へ行きたいという不純な動機から公衆衛生学教室で疫学研究を行い,めでたく欧州心臓病学会でポスター発表をし(てイタリアを満喫し)たり,日本肺癌学会広報大使として肺がん治療啓発の一端を担ったり.また,自大学でのTBL(Team Based Learning)をきっかけに総合診療系の勉強会に数多く参加し,スタッフや主催もしていました.振り返ると,総合診療の「その人全体をみる」という感覚は精神科に通ずるものがあるように感じます.当時の志望は乳腺外科で,精神科に進むことになるとは全く想像しておらず,思い出すのは友人について行った精神科医局の忘年会で美味しいご飯をご馳走になったことくらいです…笑.

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