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既存動物行動解析手法の系譜とその限界,そしてAIへの期待

宮川和也,黒川和宏,髙橋浩平,持田(齋藤)淳美,武田弘志,辻 稔

動物行動解析は,神経科学や薬理学,精神・神経疾患研究において,脳機能変化を行動として評価するための基盤手法である.高架式十字迷路試験や強制水泳試験などは標準化が進み,創薬や病態解析に広く活用されてきた.一方で,観察者の主観や解析精度の限界,行動解釈の曖昧さといった課題も残されている.本稿では,代表的な従来手法の原理と特徴を整理し,その強みと限界を明確にしたうえで,AI技術の導入による自動化・高精度化の展望を示す.従来手法の理解は,AI時代の行動解析を支える重要な基盤である.

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