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糖鎖はユビキチン化されるのか

Are the sugar chains ubiquitinated?
10.18958/7929-00001-0006318-00
吉田雪子
Yukiko Yoshida:公益財団法人東京都医学総合研究所

糖鎖の新たな機能を探る研究のなかで,われわれは「糖鎖を認識するユビキチンリガーゼ」という予想外の分子に出会った.糖鎖生物学からユビキチン・プロテアソーム研究へと研究の軸足を移し,その機能解明に取り組むなかで約20年の歳月が流れた.希少疾患NGLY1欠損症の研究を契機に,糖鎖合成や構造生物学などの専門家と連携し,糖タンパク質上の糖そのものがユビキチン化されうる可能性を見出した.この型破りな修飾は,プロテアソーム活性不全を増悪させ,NGLY1欠損症発症機構に深く関与していると考えられる.本稿では,糖鎖とユビキチン研究が交差する最前線を概説する.

糖鎖,糖タンパク質,プロテアソーム,ユビキチンリガーゼ

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