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糖尿病関連腎臓病:尿一滴の糖鎖変化で予後を予測する

Alteration of urinary glycan could predict renal prognosis of diabetic kidney disease
10.18958/7929-00001-0006320-00
三瀬広記,大西康博,和田 淳
Koki Mise1)/Yasuhiro Onishi2)/Jun Wada3):岡山大学学術研究院医療開発領域腎臓・糖尿病・内分泌内科1)/岡山大学学術研究院医歯薬学域慢性腎不全総合治療学2)/岡山大学学術研究院医歯薬学域腎・免疫・内分泌代謝内科学3)

近年のオミクス解析の進歩により,核酸やタンパク質の網羅的な解析がなされ糖尿病や糖尿病合併症における新規病態が解明されてきている.一方,“糖鎖”は核酸とタンパク質に次ぐ第3の生命鎖として注目されている重要な生体高分子の1つである.われわれはレクチンマイクロアレイを用いた網羅的糖鎖解析を行い,尿中の糖鎖変化が腎疾患特異的な変化を反映している可能性を見出し,2型糖尿病患者における尿中糖鎖解析を行った.その結果,初期段階のO型糖鎖の増加が腎予後に関連していることを見出した.本稿では,尿レクチンアレイのバイオマーカーとしての有用性と今後の糖鎖解析の展望に関して概説する.

糖尿病関連腎臓病,レクチン,O型糖鎖,腎予後,バイオマーカー

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