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糖鎖工学が拓く次世代抗体創薬

Next-generation antibody drug discovery enabled by glycoengineering
10.18958/7929-00001-0006322-00
眞鍋史乃
Shino Manabe:星薬科大学薬学部薬学科/東北大学大学院薬学研究科

コアフコース除去による抗体依存性細胞傷害活性増強を起点に,抗体Fc糖鎖を人工的に制御することで抗体機能を設計する糖鎖工学の進展を概説する.酵素的抗体糖鎖リモデリングによる非対称型糖鎖均一抗体作製法の開発は糖鎖均一抗体スコープを拡大し,糖鎖均一抗体ライブラリーの作製を可能とした.われわれはこの糖鎖均一抗体ライブラリーを使って抗体機能の生物学的,熱力学的安定性を評価した.さらに酵素による糖鎖改変を拡張し,糖鎖を結合点とする部位特異的抗体–薬物複合体作製の概念とそれらの治療応用の可能性を示した.

糖鎖改変,抗体依存性細胞傷害活性,FcγRⅢaアフィニティカラムクロマトグラフィー,抗体–薬物複合体

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