この記事は有料記事です
(残り約8,600文字)
-
【スマホで読める実験医学】Qニューロン誘導性低体温・低代謝状態(QIH)の発見とその後の展開
550円
内温動物である哺乳類は,通常は恒温性を維持するために多大なエネルギーを消費するが,冬眠動物は体温と代謝を能動的に低下させることで過酷な環境を生き延びる.本稿では,非冬眠動物であるマウスにおいて冬眠様低体温・低代謝状態を誘導するQ neuron-induced hypothermic/hypometabolic state(QIH)をとり上げ,その発見と意義について概説する.QIHは単なる低体温ではなく,体温セットポイント低下を伴う“制御された低代謝状態”であり,いまだ謎多き冬眠,休眠のメカニズム解明への扉となる可能性を秘めている.さらに医療応用の可能性を提示するため,例としてQIHの外傷性脳損傷モデルにおける神経保護効果を紹介し冬眠様状態の治療効果について議論する.
この記事は有料記事です
(残り約8,600文字)
【スマホで読める実験医学】Qニューロン誘導性低体温・低代謝状態(QIH)の発見とその後の展開
550円