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トピックス

クラミジアワクチンにより解き明かされた粘膜免疫の謎

ハーバード大学/マサチューセッツ総合病院 柏木 哲

ラミジア(Chlamydia trachomatis)は最も罹患率の高い性感染症である性器クラミジアの病原体である.感染後に骨盤内炎症性疾患をひき起こし,不妊症や子宮外妊娠のほか,出産時の眼感染による失明の原因ともなる深刻な感染症である.WHOは特に発展途上国で骨盤内炎症性疾患とその後遺症予防のためのワクチン開発が重要との見解を示している.ところが,1960年代よりクラミジア死菌を使った不活化ワクチンの開発が試みられてはいたが,1年ほどで効果がなくなるばかりか,ワクチン接種後のクラミジア感染が重篤化した症例があるということが知られており,現在のところ有効なワクチンは存在しない.

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2015年10月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2015年10月号 Vol.33 No.16
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