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ゲムシタビン耐性は細胞内CTP合成の亢進により引き起こされる

金沢大学がん進展制御研究所 河野 晋

ムシタビンは,膵臓がんをはじめとしたさまざまながんの化学治療に汎用されている.しかしながら,ゲムシタビン単剤の客観的奏効率は9.4%と高くはないため(Conroy T, et al:N Engl J Med, 364:1817-1825, 2011),近年ではFOLFIRINOXとよばれる多剤併用療法が普及している.多剤併用療法は,ゲムシタビン単剤より生存利益があるために治癒切除不能な膵がんに適用されているが,有害事象の発生もより多いことや,治療に無反応な患者も存在することから,ゲムシタビン単剤療法の改善が臨床的に求められている.これまでに,

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2017年10月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2017年10月号 Vol.35 No.18
オルガノイド4.0時代
小さな臓器が拓く次世代研究のデザイン

武部貴則/企画
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