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細菌から発見されたセルロースの新規な修飾

東京慈恵会医科大学細菌学講座
 杉本真也

ルロースは地球上に最も豊富に存在するバイオポリマーであり,植物の硬い細胞壁を作るのに重要である.セルロースは,グルコースがβ-1,4-結合した直鎖状の多糖体であり,それぞれの鎖同士が強固な水素結合ネットワークを形成することで,物理化学的な剛直性を生み出している.セルロースは植物以外にも多くの細菌によって産生されることが知られているが,バイオフィルム(微生物が生体や人工物の表面等に付着して形成する集合体)の材料にも使われている.バイオフィルムは,微生物細胞とそれらを包み込む細胞外マトリクスから構成され,バイオフィルム内部の微生物は抗菌薬や宿主免疫系に耐性を示す.そのため,感染症の慢性化・難治化の原因となり,特に,医療現場で問題視されている.

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2018年7月号掲載

本記事の掲載号

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