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国際ヒトゲノム会議が13年ぶり日本開催ー高まるデータシェアリングの重要性

実験医学編集部 間馬彬大

る3月,第22回国際ヒトゲノム会議(HGM2018)が横浜で開催され,盛会裡に終了した.Chairはカルニンチ ピエロ先生(理化学研究所)で,ヒトゲノム解読間もない2005年以来13年ぶりの日本開催となった(HGM2005 Chairは榊佳之先生).主催のHUGO(ヒトゲノム国際機構)は「ヒトゲノム計画に先導的な役割を担った組織」という認識の方が多いかもしれないが,ポストゲノムから現在にいたり,そのフォーカスは「ゲノム科学の普及と成果の社会還元」に発展してきている.HGM2018では12のシンポジウムが企画され,先進国・発展途上国の垣根を越えた情報交換とネットワーキングの場として活発な交流がなされた.


HGM2018の特徴として,HVP(ヒトバリオーム計画)との初の共同開催という点が強調されていた.日本ではあまり聞き慣れないHVPだが,公衆衛生の向上のために遺伝的バリアント情報をシェアする基盤づくりをミッションとした,国際プロジェクトだという.HUGOとHVPのコラボレーションは,基本配列の理解から多様性の理解へ,転換期を迎えている分野の現状を象徴するかのようだ.本稿ではこのHGM2018での議論の様子を,「多様性のゲノム医学」とそれを支える「データシェアリング」に焦点を絞りリポートしたい.


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2018年7月号掲載

本記事の掲載号

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