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natural killer細胞は,natural pain killer細胞?

大阪大学免疫学フロンティア研究センター 丸山健太

院に足を運ぶことになった動機のことを,医者の世界では主訴とよんでいる.誰がこのような難解な造語をつくり出したのか,いまとなっては知る由もないが,医療における主訴とは痛みとほぼ同義であるとみてよい.数値化することのできない唯一のvital signである痛みは,女心に似てたいへん移ろいやすく,たとえどんなに激しく感じられようとも一定時間の後に雲散霧消してしまうことがあるが,そのメカニズムは不明である.さて,われわれの痛みを,全身にくまなく分布する抹消痛覚神経の研究だけでわかった気になれると信じているサイエンティストは少数派である.

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2019年5月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2019年5月号 Vol.37 No.8
運動ってなんだ?
“Exercise is Medicine”を支えるサイエンスを拓く

澤田泰宏/企画

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