ニューロンや筋肉では細胞分裂による異常タンパク質の希釈が起きないため,タンパク質の積極的なターンオーバーが細胞恒常性維持に重要である.一方,近年の大規模プロテオミクス解析により,ラット脳内において核やミトコンドリアに局在するタンパク質の一部は数カ月以上残存するlong-lived proteins(LLPs)の状態であることが明らかになった(Toyama BH, et al:Cell, 154 :971-982, 2013)
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DOI:10.18958/6977-00004-0000057-00