
科学技術や医療の進展が加速する現代において,「性差(SEXおよびGENDER)」に配慮した研究開発の必要性が世界的に注目されている.性差を正しく理解し,それを研究設計・実施・成果の分析にまで反映させることは,科学的妥当性を高めるだけでなく,成果を社会に適切に還元するためにも不可欠である.特に,今年度(令和7年度)からのAMED公募要領に「性差を考慮した研究開発の推進」の記載が追加されるなど,その必要性についての議論が日本でも高まっている.
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DOI:10.18958/7737-00004-0006023-00