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「性差に配慮した研究開発」の重要性

北陸先端科学技術大学院大学 小泉 周

学技術や医療の進展が加速する現代において,「性差(SEXおよびGENDER)」に配慮した研究開発の必要性が世界的に注目されている.性差を正しく理解し,それを研究設計・実施・成果の分析にまで反映させることは,科学的妥当性を高めるだけでなく,成果を社会に適切に還元するためにも不可欠である.特に,今年度(令和7年度)からのAMED公募要領に「性差を考慮した研究開発の推進」の記載が追加されるなど,その必要性についての議論が日本でも高まっている.

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DOI:10.18958/7737-00004-0006023-00

2025年6月号掲載(5/20更新)

本記事の掲載号

実験医学 2025年6月号 Vol.43 No.9
特集1:フェロトーシス 鉄代謝と細胞死 鉄、脂質、レドックスが開くがん・老化の突破口/特集2:フローサイトメトリー革命 スペクトル方式で何が変わるのか?

諸石寿朗,清田 純,山本拓也/編/企画
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