めざせ実験の達人-トラブル回避のコツと最新キットで極める!
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めざせ電気泳動の達人
Question

Q13. 高次構造や複合体を維持したネイティブに近い状態で,分子サイズに従って分離できますか?

Answer
A.Blue Native PAGEを試してみよう
クーマシーG250をマイルドにタンパク質に対して一様に結合させると,分子全体がマイナスにチャージする.その状態でNative PAGEを行うことによりネイティブな状態に近い形で分子サイズに従って分離できる.複合体の解析や活性を維持した状態での分離,活性染色などに有用である.市販のシステムとしてはインビトロジェン社が販売している.

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プロフィール

森山先生
森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
<著作>
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