News & Hot Paper Digest
  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トピックス

酢酸は多能性幹細胞やがん細胞の栄養源!?

金沢大学がん進展制御研究所 河野 晋

等生物においては,グルコースが正常状態のエネルギー代謝の主役である.一方,長期飢餓状態では,肝臓における脂肪酸分解によって,ケトン体に加えて「酢酸」が血中に放出される.酢酸は,末梢組織で利用されることから,緊急時の栄養源であると認識されてきた.しかし近年,iPS細胞が,グルコース利用の亢進と同時に,多量の酢酸を蓄積することが観察されており(Folmes CD, et al:Cell Metab, 14:264-271, 2011),正常時でも酢酸が利用されると推測された.ヘブル大のMoussaieff,Nahmiasらの研究グループは,早期分化状態のES細胞における代謝ダイナミクスを解析し,酢酸が2型アセチルCoA合成酵素(ACSS2)を介し細胞内で利用されていることを報告した(Moussaieff A, et al:Cell Metab, 21:392-402, 2015).

.....

本コンテンツの続きをご覧いただくためには「羊土社HP会員」のご登録が必要です.

同号掲載の記事

TOP

本記事の掲載号

実験医学 2015年6月号 Vol.33 No.9
脳神経回路リモデリング
ヒトの個性と心の根源への挑戦

榎本和生/企画

新刊・近刊  一覧

総力戦で挑む老化・寿命研究
あなたのラボにAI(人工知能)×ロボットがやってくる
ラボ必携 フローサイトメトリーQ&A
はじめの一歩の病理学 第2版
ヒト疾患のデータベースとバイオバンク
The オートファジー 研究者たちの集大成が見える最新ビジュアルテキスト
科研費獲得の方法とコツ 改訂第5版
脳神経ペディア 「解剖」と「機能」が見える・つながる事典
認知症 発症前治療のために解明すべき分子病態は何か?
実験医学増刊 Vol.35 No.10 がん代謝 ワールブルグを超えて全容解明に挑む
エピジェネティクス実験スタンダード
遺伝医学
実験医学増刊 Vol.35 No.7 生体バリア 粘膜や皮膚を舞台とした健康と疾患のダイナミクス
行動しながら考えよう 研究者の問題解決術
Rとグラフで実感する生命科学のための統計入門
実験医学 電子バックナンバー発売中
羊土社の電子書籍

用語解説

バイオキーワード集 新着 (10/10更新)

プライマリケアと救急を中心とした総合誌 レジデントノート
Gノート