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トピックス

インスリン産生を行っていてもまだ未熟?―成熟した膵β細胞のマーカーを発見

徳島大学先端酵素研究所糖尿病臨床・研究開発センター 田蒔基行

β細胞は膵のランゲルハンス島(膵島)の大部分を占め,生体内で唯一の血糖降下作用を示すホルモンであるインスリンを産生する内分泌細胞である.ヒトやモデル動物の検討において膵の1〜2%程度が膵β細胞であり,ヒトでは計1g程度の細胞が血中ブドウ糖濃度の調整を担っている.このように少量の細胞の補充が糖尿病の本質であるインスリン分泌低下を根治させうることから,膵β細胞は再生医療において注目されている.すでに遺伝子導入や薬剤によるES細胞などからの膵β細胞誘導は報告がある.しかしながら,膵β細胞は生体内では膵島とよばれるクラスターを形成しているが,この立体構造を再現する手法はいまだ確立されていない.胎生期において,

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2017年2月号掲載

本記事の掲載号

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