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2型糖尿病治療薬メトホルミンの肝臓における真なる薬理機序

東北大学大学院医工学研究科 神﨑 展

2型糖尿病治療の第一選択薬として最もよく使用されるメトホルミンは,肝臓の糖新生を抑制することによりその血糖降下作用を発揮することが古くから知られているが,その薬理機序は不明な点が多い.特に,数多く報告されている薬理研究での投与量はかなり高いことも多く,実際の治療時に処方されるメトホルミン用量において,どのような薬理機序が治療効果として真に貢献していているのかは想像の域を出なかった.Madirajuら(Madiraju AK, et al:Nat Med, 24:1384-1394, 2018)は,肝臓でのメトホルミン濃度を厳密に調整できる実験系(肝門脈投与など)と放射性代謝基質のトレーサー実験を駆使することにより,この難題に明快な答えを与えた.

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2019年1月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2019年1月号 Vol.37 No.1
なぜ、いま核酸医薬なのか
次なる創薬モダリティの本命

井上貴雄/企画
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