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第10回 論文の書き方(後編)

谷内江 望
10.18958/7805-00033-0006181-00

本連載では,著者(谷内江)が短い(しかしながら現代における)アカデミアでの研究生活の中で見つけてきた豊かに生きるための交渉術,論文・グラント執筆,プレゼン,ジョブハンティングにおける各種テクニックを共有する.

 

本連載のテキストは,実験医学編集部が著者(谷内江)へのインタビューを元に構成したものを,著者が加筆・編集して確定する形式を採用している.編集部ではインタビューでの雰囲気や感じたニュアンスを優先してテキストを作成しており,その結果,傲慢と思われたり誤解を招きかねない表現で著者も看過している部分があるかもしれないため,ご了承いただきたい.

論文は科学の中心にある.論文とは何か,何のためのものか,どういうものか,どうやって書くのかを知っているのと知らないのでは研究者人生が大きく変わる.

前回までに,論文のダイヤモンド構造を手がかりに,研究課題の設定から結果提示・解釈までの展開方法を示した.今回はまず,ディスカッション(discussion,議論)に何を書くべきか,材料と方法(materials and methods)とリファレンス(references,引用論文)はどのように作ると良いかを説明するところからはじめる.引き続きダイヤモンド構造と,それを文章として起こす際に大きくわかれるクラシックフローとスマートカジュアルフロー(第8回)の存在を前提として説明する.

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