- ホーム
- 令和8(2026)年度の科研費公募が開始
令和8(2026)年度の科研費公募が開始(2025.07.16掲載)
執筆:久留米大学客員教授,ジーラント株式会社代表取締役児島 将康
7月14日に令和8(2026)年度の科研費公募が開始された.今回の公募の主な変更点は,日本学術振興会HPからダウンロードできる資料にまとめられている.
それによると,今年は申請書の様式の変更点などなく,比較的落ち着いている.そのなかで大きな変更点は基盤研究(A)の審査が電子化カラー化によって行われることだ.この審査はPDFファイルによって行われ,これまでのモノクロ印刷の冊子体ではなくなる.(これ以外の変更点もあるが,すでに発表されてきたものばかりだ.過去に解説している内容なので必要に応じて既報を参照してほしい)
その他の基盤研究(B)(C),若手研究,挑戦的研究(開拓・萌芽)は従来と同じモノクロ印刷の冊子体で行われる.
締め切りまでこれから2カ月と,時間は十分にあるので,よい申請書を仕上げて採択を目指してほしい.
参考情報
本書関連項目
- 3章-1.申請書を書く前の注意点:申請書のカラー化への対応(P120)
出典
これまでの速報
児島 将康
(久留米大学客員教授,ジーラント株式会社代表取締役)
書籍「科研費獲得の方法とコツ」「科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック」著者.毎年の科研費公募シーズン前後に20件近くの科研費セミナーで講演し,理系・文系を問わず申請書の添削指導を行っている.令和6年4月より研究者を支援するジーラント株式会社(https://g-rant.org/)を立ち上げ,活動している.
科研費に関する書籍・ウェビナーや制度の変更点など,科研費申請に役立つ情報を発信しております.
研究生活の役に立つ書籍なども少しご紹介しています.