GPCR

細胞膜を7回貫通する受容体で,細胞外にN末端,細胞内にC末端を有する.リガンドが結合したGPCRは,三量体Gタンパク質(α-GDP,β,γ)を活性化し,αサブユニットのGDPの遊離を促進する.GDPが遊離したαサブユニットはα-GTPとなり,βγサブユニットと解離する.α-GTPとβγサブユニットはそれぞれ下流のエフェクター分子を活性化する.αサブユニットは,大きくGs,Gi,Gq,G12/13サブユニットに分けられ,異なるエフェクター分子を活性化する.

多様なリガンドを検知する細胞膜上のセンサー分子である.低分子化合物により機能制御可能であり,直接治療に結びつく創薬ターゲットとして重要である.

実験医学増刊 Vol.28 No.20
実験医学 2012年2月号 Vol.30 No.3

参考書籍

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