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このコーナーでは,本誌コーナー「ただいま後期研修中!」の一部をお読みいただけます.内容は掲載時のものです.

尊敬する指導医のもとで学びたい
岩手県立宮古病院 産婦人科  海道善隆

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1.なぜこの進路,この病院を選んだのか

研修風景

↑私の大好きな手術室での一枚,左端が私です.この3年間で帝王切開だけでも300件以上は執刀したでしょうか.

私は卒業後,当院で初期研修2年間を修了し,引き続き当院産婦人科に後期研修医としてお世話になり現在5年目となります.

産婦人科を選んだ理由としては2年間の研修のなかで1番興味をもてたのが産婦人科だったということです.診療は女性のみが対象とはなりますが,産科,不妊・内分泌,腫瘍と全く異なった分野にまたがって診断から治療まで患者さんに携わることができます.

後期研修については,当院に残る,大学病院へ行く,ほかの病院へ行くなどの選択肢がありましたが,当院で行うことを選んだ理由としては産婦人科を選ぶきっかけとなった2人の指導医の存在です.この人たちの下でもう少し学びたいという思いが後期研修の場を選ぶ理由となりました.

2.後期研修で,今どんなことをしているのか

現在当科では周産期センター長,科長,私,同期の5年目の医師の4名体制で年間約420件の分娩と200件の手術に携わっており,日々外来診療,病棟業務,手術と忙しくも充実した毎日を送っています.特に手術は,下にはどんどん執刀させるという指導医の方針のもと着々と執刀数が増えており,手術が好きな私には最高の環境です.

当院は岩手県沿岸の砦の1つです.地方の中核病院ということもあり,毎日が忙しく流れていきますので学会発表などの機会はもちろん少なくなってしまいますが,その分数多くのいろいろな症例を経験できることは必ず将来のためになると思い頑張っています.

また,後期研修とは言っても病院での扱いは「医師」ということになりますので戦力としても期待されます.今までのように指導医の指導の下でということはどんどん減り,自分の判断で責任をもって診療にあたる機会が多くなります.ということは,どこまでが自分にできてどこからが上級医への相談が必要なのかを見極めることが大切となってきますが,日々の診療を通じて自分にできることが増えてきていることは実感できています.

3.初期研修医へのひとことアドバイス

すでに進む科を決めたうえで初期研修に臨む方もおられるとは思いますが,そうでない方にとって初期研修は将来専攻する科を選ぶための大事な期間です.それぞれの科に対する学生時代のイメージは捨ててすべてに全力であたってみてください.きっとそれぞれの科に新しい魅力がみつかると思います.私も学生時代は興味のなかった産婦人科ですが初期研修中に興味をもち現在に至ります.

後期研修先に関しては専門を決めたうえでの研修となると思いますので初期研修以上に環境が大切だと思います.当たり前のことしか言えませんが,いろいろな病院をみていろいろな先生と話しをして自分にあった場所をみつけてください.いくら世間で評価の高い病院でも,人間関係も含め自分に合わなければ全く意味のないものとなってしまうと思います.

そういう意味では今回原稿を書かせていただいたのも何かの縁だと思いますので,産婦人科に興味のある方はぜひ1度当院へ見学に来てみてください.指導医の人柄,三陸海岸の海の幸など地理的なハンデを補ういいものがたくさんあると思いますよ.

2009年3月号掲載

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執筆者プロフィール

海道善隆(Yoshitaka Kaido)
  • 2004年 福井医科大学医学部医学科卒業
  • 岩手県立宮古病院にて初期研修
  • 2006年 岩手県立宮古病院産婦人科にて後期研修中

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