ハーバードでも通用した 研究者のための英語コミュニケーション

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本連載が大幅加筆して単行本『ハーバードでも通用した 研究者の英語術』になりました!

本連載の主旨・概要は「はじめに~ひとりで学ぶ英語の心得」をご覧下さい

第6回 英文メールの書き方③
~件名欄を有効に使う

ポジションに応募する場合:

【岡田さんのメール:悪い例,無意味なSubject line】

From: hokada@japan.edu

Subject: Hello

To: jmiller@usa.edu

上記の岡田さんのメールのHelloというSubject名では,挨拶メールと勘違いされかねません.これはメールの目的とメイン・メッセージの肝を全く反映していません.

【岡田さんのメール:推敲例1】

From: hokada@japan.edu

Subject: Application

To: Jim jmiller@usa.edu

推敲例1:ApplicationやPostdoctoral Positionはアプリケーション・メールで一般的によく使用されるフレーズです.これらを使用することは無難であり,なんら問題はありません.

【岡田さんのメール:推敲例2】

From: hokada@japan.edu

Subject: Application (Hitoshi Okada PhD, Japan Teikoku Univ)

To: Jim jmiller@usa.edu

推敲例2:一歩進んで,自分のメールが100通あまりの他の応募者のメールと一緒に「Postdoc applications」という名のメールボックスに一時保存されている状況を想像してみてください.おそらくボックスにはApplicationやPostdoctoral Positionという同じようなSubject名が並ぶでしょう.推敲例2のように自分の名前と所属を括弧付きで入れておけば,読む側の目をひきますし,受け取った方も整理したり,検索したりするのに便利です.

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プロフィール

島岡先生 写真
島岡 要(Motomu Shimaoka)
大阪大学卒業後10年余り麻酔・集中治療部医師として敗血症の治療に従事.Harvard大学への留学を期に,非常に迷った末に臨床医より基礎研究者に転身.Mid-life Crisisと厄年の影響をうけて,Harvard Extension Schoolで研究者のキャリアパスについて学ぶ.現在はPIとしてNIHよりグラントを得て独立したラボを運営する.専門は細胞接着と炎症.
ブログ:「ハーバード大学医学部留学・独立日記」A Roadmap to Professional Scientist
過去の連載:プロフェッショナル根性論 online supplement material

Photo: Liza Green (Harvard Focus)

ジョー先生 写真
ジョー・ムーア(Joseph Moore)
1999年から2004年までハーバード大学医学部のフォンアンドリアン教授のオフィスマネージャーとして,グラントの編集とポスドクと学生のための論文や申請書の作成と編集に関わる.
現在,フリーのライター兼エディターとして,International Piano and Classic Record Review等にクラシック音楽に関する記事の執筆,サイエンスの分野ではグラント申請,論文作成,プレゼンテーションの英文校正や編集を行っている.
ウェブサイト:http://www.bandoneoneditingservices.com/

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