バイオでパズる

著/山田力志(アソビディア)

本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).

第14問のこたえ

先月のチャレンジ問題「漢字ぐらむ」の答えはこちら.

食

大きい数字から塗りつぶせるところを推測しながら塗り進めていくと,『食』という文字が現れます.先月号の特集テーマ「マクロファージ」は貪食機能をもつ細胞ということで,解答を「食」として問題をつくってみました.解答が「漢字1文字」ということで,解いている途中で答えが推測できた人もいるかもしれません.が,最後まで理詰めで塗り潰すことができた達成感もこのパズルの醍醐味ですので,是非,完成まで仕上げてみてください.

先月号でも少し触れましたが,このパズルには実にたくさんの名前があります.「ののぐらむ」「お絵かきロジック」「イラストロジック」「ピクロス」…海外でも「Griddlers」「Pic-a-Pix」「Hanjie」「Logic Art」「Paint Logic」「Picture Logic」…等々.このパズルだけの雑誌も多く発行されており,昨今のSUDOKU(ナンバープレース)ブームの前だと,クロスワード以外では世界中で一番遊ばれていたペンシルパズルでした.ナンバープレースが海外で考案されたのに対して,このパズルは日本人が考案.しかも,いしだのんさんと西尾徹也さんの2名が同時期(1988 年)にそれぞれ独自に考案したといわれています.その後,いしださんの作品は,イギリスのパズル家James Dalgety(ジェームス・ダルゲティー)の目にとまり,“Non”Ishida+Dia“gram”=“NONOGRAM”と命名されました.1990年にはイギリスの新聞「The Sunday Telegraph」で連載がはじまり,その後,逆輸入という形で,毎日新聞で「ののぐらむ」として連載がはじまりました.同時に,西尾さんの作品も国内の「パズラー」誌で高い人気を得て,このパズルの人気に火が付いたというわけです.パズルの裏にも歴史あり.また機会があれば,他の有名なパズルの歴史についてもご紹介します.

では,また来月.

著者プロフィール

山田力志(アソビディア)

2006年,京都大学大学院理学研究科修了(博士).’09年,名古屋大学大学院理学研究科助教.’12年,同特任助教.’14年に研究の道を離れ,パズル・トリックアートを中心にしたデザイン集団“ASOBIDEA(アソビディア)”を設立.「面白いをカタチに.」を合言葉に,イベントの実施や広告の制作などを行っている.三重県在住.ウェブサイト:lixy.jp(個人),asobidea.co.jp(アソビディア)