バイオでパズる

著/山田力志(アソビディア)

本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).

第5問のこたえ

先月のチャレンジ問題「闇に光るスケルトン」の答えはこちら.

AVGFP(avGFP)

スケルトンを埋めていくと,『AVGFP(avGFP)』が使われずに残ります.

解答となった『AVGFP(avGFP)』ですが,1962年に下村らによってオワンクラゲ(Aequorea victoria)より単離・精製され,1992年にPrasherらによって遺伝子配列が同定された緑色蛍光タンパク質(GFP)です.これが全ての始まりとなり,avGFPの発見以降,さまざまな海産動物から蛍光タンパク質が単離されました.

その後,それらを人工的に改良,組み合わせることで,現在では,さまざまな種類の機能性蛍光タンパク質も開発され,生命科学研究に欠かせないツールとして活用されているのは,皆さんご存知の通りです.

スケルトンは,問題を作っていく過程もパズル的です.今回の場合だと,最初に蛍光タンパク質の名称のリストを用意しておき,試行錯誤しながら,その中の単語をつなげていきます.単語が長い,文字が合わないなどの理由で組み込まれない単語もたくさん.今回も,組み込めたのは,リストの中の単語の半分程でした.「私が実験でつかってるお気に入りの蛍光タンパク質が含まれていない!」という方もいらっしゃるかと思いますが,ご容赦ください.

では,また来月.

著者プロフィール

山田力志(アソビディア)

2006年,京都大学大学院理学研究科修了(博士).’09年,名古屋大学大学院理学研究科助教.’12年,同特任助教.’14年に研究の道を離れ,パズル・トリックアートを中心にしたデザイン集団“ASOBIDEA(アソビディア)”を設立.「面白いをカタチに.」を合言葉に,イベントの実施や広告の制作などを行っている.三重県在住.ウェブサイト:lixy.jp(個人),asobidea.co.jp(アソビディア)