本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第102問のこたえ

先月の『0と1の世界』は楽しんでいただけましたか? 見た目は0と1しかないシンプルなパズルでしたが,少しルールが難し目だったかと思います.ルールと例題を見ながら,どのような解き方をしたらいいのかを探すのが,解くための最初のステップです.このパズルの場合は,同じ数字が3つ以上並ばないというルールから,「* 00 *」や「0 * 0」という並びがあると,*には「1」が入ることがわかると思います.また,少し慣れてくると「10 ***1」という並びのときに,1の隣の*に入る数字もわかります.問題を解き進めていると各列には0と1が3つずつ入ることがわかっていますので,間の***には残る数字の数から「10-001-1」「10-010-1」「10-100-1」の3 つの並びが考えられますが,「100011」だと0が3つ並ぶため,「10 ** 01」が確定します.これらの手がかりなども頼りにしつつ,各タテ列間,各ヨコ列間で数字の並びが違うことを時折利用しながら解き進めていくと解答の図のようにすべてのマスに0と1を埋めることができます.二重枠4つに入った「1」の数を数えて,「3個」が答えとなります.
先月号の特集のテーマの1つは,全身全細胞解析時代でした.大規模オミクス解析については何度も特集が組まれており,僕自身も,研究者時代には,その走りの時代を経験したという話は本連載でも何度か書いているかと思います.10年ひと昔という言葉もありますが,研究現場では計測 技術の進歩,それらの計測から得られる大容量データの解析・保存を支える解析ソフトやコンピューターそのものの進歩など,さまざまな進歩が組み合わさることで,10年と言わず毎年のように進化している世界なのかと思います.直近では「人工知能」も積極的に生命科学研究に応用されてきているようで,まだまだ進化は止まらない分野のように見えます.そんななか,科学者が何をやるのかという議論も多いようですが,大量のデータのなかから何をどういう視点で解析するのかというのは個々の科学者の個性が現れる部分です.また大量のデータ解析の先には,従来型の実験に基づいた丁寧な因果関係の解明がより大切になってくるかとも思います.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!


















