本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第103問のこたえ

先月の『割れたフラスコ』は楽しんでいただけましたか? 単にピースをはめるだけでなく,何かをつなげるといった設定のパズルが多かったので,久しぶりに初心に戻っての,つめこみパズルの出題でした.とにかくすべてのマスにピースがはまればいいということで,目につく破片からはめていくというのが王道の解き方です.三角形を基本とした形の破片なので,回転させたときにピースがどうなるかの判断は,慣れていないと難しいかと思われます.入りそうなピースを順番にはめていき,入らなくなったら別のピースを試してみるといったふうに試行錯誤をしていくと,解答の図のようにB,C,D,Eの4ピースがはまって完成することがわかります.したがって,使われなかった破片「A」が答えとなります.
「割れた」シリーズの初回でシャーレを割って以来,ゲル,96 wellプレートなど,さまざまなものを割ってきました.自分の経験から思いつく「割れた」ものを選んで来たということもあり,それぞれの器具や材料に思い出があります.今回の三角フラスコが割れるという思い出には,常にある匂いがついて回ります.というのは,僕のいた研究室では大型の三角フラスコ内には大量の液体LB培地が入っているというのが常でした.そんな三角フラスコが落ちて割れるとどうなってしまうかは,皆さん想像つくかと思います…….実験室の床に散乱するガラス,さらに床に広がる培地,そして広がるあの匂い.そう,培地に入れるyeast extractの匂いです.培養前ならまだしも,培養後に落としてしまうとサンプルや三角フラスコを失った悲しさより,床に広がって部屋に充満するあの匂いで気が滅入ります.割れた三角フラスコに話を戻すと,今回のパズルのようにつなげて再度使うというようなことはありませんので,そこはあくまでパズル上の設定ということでご理解ください.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!













