本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.バックナンバーのプレゼント応募は終了しておりますが,パズルのみお楽しみいただけるようになりました(本文の文章は掲載時のままになっております).
第108問のこたえ

先月の『日当は当日に』は楽しんでいただけましたか? □◯と◯□の両方が二字熟語として成り立つような言葉を探していくパズルです.無数の言葉のなかから当てはまる熟語ペアを探していくことになるので一見大変そうですが,文脈から判断すると,どちらかの熟語は比較的容易に想像がついたかもしれません.例えば②は,血液やリンパ液は●●と呼ばれる,というところから,「体液」かなとピンときたかもしれません.また①だと,植物を育てるのは「部屋」「場所」,一定に保たれるのは「温度」「湿度」などが頭に浮かびます.これらのうち,熟語の左右を入れ替えても文章の意味が通るものと考えると,「温室」「室温」という熟語ペアが思いつく…というように意味から想像を広げて解に辿り着く問題もあったと思います.このように,それぞれの文に入る言葉を考えていくと,解答のようになります.「室温」「体液」「論理」「長所」の4つを50音順に並べると一番後ろは「論理」となり,読みの「ろんり」が答えとなります.
このようなタイプの二字熟語ペアについては,文字遊びの世界でも,学術研究の世界でも,多く扱われてきました.その割に,こうした熟語ペアをあらわすために広く使われている名称はないようで,文字遊びの世界では「逆さ熟語」「漢字さかさことば」「反対語」など,学術研究では「逆配列漢字熟語対」「字順転倒熟語」「二字交替熟語」「可逆語」などの表現が使われています.意味の側面から分類すると,「先祖・祖先」「親父・父親」「会議・議会」「産物・物産」などの,逆にしても同義語や類義語になる熟語ペアと,「名人・人名」「相手・手相」「子分・分子」などの意味が変わる熟語ペアに分けられます.人名で考えてみると「中田・田中」「木村・村木」などもあります.このような熟語は1,000語を超えると報告されるなど,珍しいものではなく,日常生活でもそこかしこで見つかります.研究の合間の息抜きに,見つけてみてはいかがでしょうか.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!











